■ 編集後記 ■
【皆川新一】 今回3回目になったU15のドイツ遠征。私にとっては3回目でも、参加している選手たちにとっては始めてのドイツ。だから気を緩めず、選手たちのために今年も準備の段階から有意義な遠征となるように計画してきました。 今年は、ドイツの夏休みが8月いっぱいまでと言うことで、例年の8月中旬出発ではなく、1ヶ月前の7月20日出発となりました。選手たちにとっては、学校があるため準備する時間が少なかったろうと思いますが、その分お母さんたちにはいろいろご苦労をおかけしてしまったかもしれません。 今回の遠征は11日間、前半ホームステイが5日間、後半はホテル泊と例年とほぼ変わりない日程となりました。毎年のことながらホームステイに関しては、Vfb03Hildenのスタッフ、ご父兄の皆様方のご理解があってこそ実現するわけですけれども、それ以上に選手たちの努力の結果が、また来年また来年・・・ということになるのも見逃せません。 今年もみんな頑張りました。一人だけのホームステイが8人、二人でのHSが6組、それぞれの家庭環境の中で、学校へ言ったり、プールへ行ったり、観光に行ったり、買い物したりといろいろな体験を重ねながら楽しんだことでしょう。その中でドイツ人相手にしっかりボディランゲージでコミュニケーションをとり5日間を生活できたことは、選手たちのこれからの人生の(大げさかな?)糧になることと信じています。 ホームステイが終わりホテルに移動してきた日、抱き合って涙を流す場面を見たときには、私もジーンときてしまいました。そして受け入れた家族全員が“来年も是非引き受けたい”と言って下さいました。今年も大成功で前半のホームステイは終わったと思います。 一方サッカーの方ですが、今回は6試合(内1試合はトレーニングマッチ)を行いました。遠征直前に小山泰志がU15日本代表キャンプに参加が決まり、今回の遠征に参加することができなくなり、チーム力から考えると大きな痛手ではありましたが、“泰志がいなくても・・・、泰志の分まで・・・”という選手の頑張りが、ドイツ人のパワーにも負けない力となり、3勝2分1敗という勝ち越す結果となって表れました。 あたらしいフォーメーション(3−3−3−1)にも積極的に取り組んでくれ、声を出しあってお互いのカバーをしながら、フォーメーションを自分たちのものにしようという努力が見られました。今、高円宮杯を戦っていますが、ドイツでのフォーメーションは採用しておりませんが、このフォーメーションでの戦いがチームのまとまりの向上につながったと思うし、ひとりひとりの各ポジションの役割に対して責任感がいっそう増してきたと思います。 今回ユアー氏の率いるVfb03ヒルデンBユースには勝つことができませんでした。正直凄く悔しかったです。しかし、また来年の目標ができました。そしてユアー氏のチームと真剣勝負ができることが、この遠征のもう一つの目的・意義となりました。 既に高円宮杯は終盤戦、残り2試合となりました。この手記が皆さんの手元に渡るときには、山梨県の結果は出ているでしょう。3年越しの夢を勝ち取る為にこの3年間を・・・いや、今年のU15の選手たちとは、小学6年生の峡中トレセンの頃からチーム作りに努力してきました。選手たちにとってサッカーは、いろんなことを経験させてくれたものだったと思います。そしてこれからももっともっとたくさんのことをサッカーから学び、体験していくでしょう。その節目である高円宮杯、是非みんなの力を信じて頑張って戦っていきましょう。 最後になりましたが、今回もたくさんの方々にお世話になりました。旅行会社の熊谷氏、計画時からすべての段取りを行っていただきました美濃村氏、現地で子供たちの話し相手になっていただき、また買い物等に一緒に同行していただきました下田氏と京子さん、そして滞在期間中ずーっとお世話になりっぱなしであったユアー氏をはじめとするVfb03ヒルデンのスタッフの方々、ホームステイを快く受け入れてくださった家族の皆様、本当にありがとうございました。この場をお借りしまして心から感謝申し上げます。 そしてなにより、今回の遠征対しまして、快いご理解のもと、選手たちを送り出していただきましたお父さんお母さんをはじめとする家族の皆様、ありがとうございました。選手たちからはたくさんのお土産話をお聞きになりましたでしょうか? 《 珍道中in Deutschland 》支離滅裂の駄文で恐縮ですが、選手たちの思いもいっぱい込めながら作成させていただきました。現地での選手たちの様子、ドイツの文化が少しでもお解かりいただけたら幸いです。 それでは。また来年・・・。 4回目をお楽しみに。 Shin |
成田空港に到着後荷物を受け取り、迎えのバスにのり一路山梨へ・→
写真は、成田空港を出発してすぐ撮影・・・
みんな無事日本の土を踏んでホッと安心・・・・でもまだ元気があるようですが・・・。
(が、この1時間後の姿は、想像がつきますか???)
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1時間経過・・。
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見よ!この姿・・・・・・・・・・・・・・お疲れ様。
13:00無事ドラゴンパークに到着。お母さんたちの安堵した顔も印象的でした。
おわり