■U-15日本代表合宿(2003.8月)に参加して/小山泰志■

【ジュニアユースU15/小山泰志】 U15日本代表として日韓戦に出場!!
 

 僕が日本代表候補になったと聞いたのは、関東大会の試合前に始めて聞いた。その時はビックリとしか思わなかったけど、だんだんと実感が沸いてきた。合宿は、楽しみにしていたドイツ遠征と重なってしまい、皆川さんに『どっちに行くか自分で決めろ!』と言われて、僕はドイツをあきらめて代表合宿へ行くことに決めた。

 合宿の日はあっという間にやってきて電車で静岡県にある
Jステップに向かった。Jステップについて昼ご飯を食べて午後の練習が始まった。
最初は思うようにできなかったけど、慣れてくればコミュニケーションも取れて、いつもどおりできるようになってきた。練習内容はそんなに難しくはなかったけど、トラップ・パススピード・コーチングなどいろいろな部分で高い意識をもって、常に次のことを考えてやらないとついていけなかった。だから、練習が終わると頭も体も疲れている状態だった。
あんなに考えてサッカーをしたのは初めてといって言いぐらいだった。これは僕にとってすごい経験になったと思う。

 
2日目、3日目になってくると練習の内容もだんだん濃くなってきて、動く量も多くなってきた。疲労もたまってくると体が思うように動かない。それでも意識を高く持ってやると不思議と動けた。
練習が終わった後は、必ずオレンジジュースが出てきた。それから僕は練習が終わったら
100%ジュースを飲むようになった。
足が疲れていれば太ももまで入る大きいバケツに氷水をたくさん入れて冷やせるようになっていた。『代表クラスになると、こんなことするのかぁー』と思いながら冷やしてみると凄く足が楽になった気がした。やっぱり体のケアは大事で、夜も
15分ぐらい汗をかくぐらいストレッチをしていて、合宿中に凄く体が柔らかくなってビックリした。

長かったようで短かった選考合宿。新潟へ行く選手が布監督から発表される時、自分の名前が呼ばれた。嬉しかった・・・けど内心『家に帰りたいなー』とかも思った。けど、韓国とやるんだから、そんなことは言ってられなかった。

 バスで
Jステップから新潟へ向かい、7時間くらいかかってやっとホテルに着いた。
次の日はもう韓国との練習試合が組まれていた。外国のチームと始めてやって思ったことは、やっぱりでかかった。でも当たり負けはほとんどしなかったので、自信がついた。
後は新潟選抜ともやった。この試合はスタートから右サイドハーフをやった。試合は勝ったものの2−0という結果に布監督さんは不満そうな顔をしていた。自分もミスが多くて反省ばかり残った。

新潟戦が終わってホテルで友達と『帰りてぇー』とか『遊びてぇー』とか言ってたけど、韓国戦が近くなってくると、みんなピリピリしていい雰囲気になっていった。特にビッグスワンに向かうバスの中が凄かった(何が凄かったのかな
??shin)ビッグスワンに着くとロッカールームに移動して着替えをしてアップをした。

キックオフの時間が迫ってくるとみんなの気合が伝わってきて凄かった。ついに試合開始のホイッスルが鳴り・・・、日本は攻めていたけど点が入らず0−0のまま前半終了。後半も攻めてはいたが点が入らない。ついに後半終了10分前に名前を呼ばれてピッチに入った。

ピッチに入ってすぐ韓国の選手に腹パンされた。びびった。これもいい経験だと思って我慢した。ほとんどボールを触れなかった。後半終了間際、日本のパスミスから点を取られてしまった。一瞬の隙で点を取られた。そのまま試合終了。

僕はこの経験を生かして、また20人の中に入りたい。その為にはもっと努力が必要だと思った。

以上。


ドイツか、代表合宿か・・選択は難しいものではなかった。チームとしては泰志がいないのは痛手だが、彼にとってはこれからの飛躍の一歩に違いなかった。U15全員が、それぞれで良い経験をした。
これからの自分自身ために・・・・。 
Shin

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