■第7日目 7月26日(土)■
時 刻 |
行 動 内 容 |
7:30 |
起床 ホテル前に集合・・・散歩。 |
AM7:30起床とともにホテル前に集合、眠そうな顔でぞろぞろ集まってきました。
この後、ホテル前の牧場の周り(約1km)を散歩。そして、そのまま朝食会場へ→→
AM8:00バイキングの朝食、中身は、ドイツの典型的な朝食内容・・・
パン、ソーセージ、ハム、チーズ、卵・・・etc。
パンは選手たちにも好評!! 確かにドイツのパンは美味しいです。
皆ナイフとフォークにも慣れてきました。炭酸水もそろそろ飲めるようになったかな!?
この後、昼13:00迄、自由行動としました。さて皆何をやったのかな。
俺は、まず、達也と翔を連れてデュッセルドルフ市内へ行き、コインランドリーで選手たちの衣類を洗濯。洗濯機がホテルにないので、去年に引き続きコインランドリーで・・・でもヒルデン市内にはない。隣のデュッセルドルフまで行かないと・・・ということで21人分の洗濯物を愛車“ポロ”にのせて、ついでにお手伝いの二人も乗っけて・・(自由行動の中、二人に、“俺についてくると街中で買い物できるよ”と口車に乗せ、予想通り乗ってきた二人です。)・・洗濯機5台(1台4ユーロ)を使い、約50分、2台の乾燥機を使い約20分・・長い洗濯の時間が終わりました。
さて次は水、炭酸の入っていない水を探して、ヒルデン市内のスーパーを手当たり次第当たる。
去年あったスーパーには今年は炭酸水しかなく、やっと見つけた炭酸の抜きの水・・(ありがたい)。こちらのスーパーのレジは、左写下見たいになっていて、ベルトコンベヤーに購入するもの全てをのっけて、それがレジのおばちゃんのところを通り、金額を計算、そしてお金を払う・・そんなシステムになっています。
さて、他の選手たちはこの自由時間にどこへ行ったかというと、驚くなかれ、自分たちでバスと電車に乗って、プールに行くんだという人が大勢。本当にいけるの?大丈夫?と冷やかしながらも本気にはせず聞いていました。
昼に近い時間、水を買ってホテルに帰ってくると、どうもプール本当に行ったらしい。どうやって行ったのかな!?と考えながら、これがホームステイを経験した結果かな・・と、行動力も出てバスの乗り方お金の使い方も習得し、もう怖いものなし・・・という感じみたいです。で、自由時間が終わりに近づきつつ、プール組はまだ帰ってこない。
PM1:00集合時間、3階ロビーにはプール組がまだ・・・・とそこへ帰ってきた。
“お前ら、おそいじゃ−ん!!”“えー!?・・・”と困ったように。“歩いて行ってきたんで!!” “何だ!?バスと電車じゃなかったの??”ちょっとガッカリ・・・かな!?でも凄い行動力・・と関心しつつ、口から出た言葉は“君ら今から試合だぞ!!動けるの??しっかり準備・調整をしろ!”とデカイ声が出た。
PM2:30ホテル前集合。《写真左下》
迎えの車を待つ間はいつも写真のように座っています・・木陰を選んで。
PM3:00クラブハウスのロッカー室で今日の出来事を話しながら着替えています。《写真右下》
今日の相手はユアー氏のチーム、過去3年間の中で彼が一番自信を持っているチーム。
“今年こそは負けない”とずーっと口にしていた。でも、俺は嬉しい。。。
日本から来るあまり有名でないチームに、本気で勝ちに負けにこだわり対戦してくれる。
そんなことを考えると今日のゲームは凄く価値のあるゲームである。
《写真左上》試合前、両チーム揃っての写真。ユアーのチームもカッコいいけどフォルトゥナの選手もカッコいいぞ
《写真右上》ウォーミングアップ。達也の相手はいつもドイツの子供たち。
(拓郎のホームステイ先の子だっけ??)
《写真左上》本日の観衆15,000人?。たくさんのご来場ありがとうございました。
《写真右上》試合終了後、両チームの健闘をたたえて。。。
PM6:30試合後のバーベキュー。
今年も凄く盛り上がり、ホームステイでお世話になった家族、クラブのスタッフの人達大勢と交流がもてました。今年こそ何か一芸できないかと根上キャプテンに相談。歌を歌おう・・と言うことになり皆で歌を。「世界で一つだけの花」を合唱しました。
これが盛り上がりに火をつけました。家族の人達も日本の歌に感激・・・でも、日本語だったため、“この歌の意味は何だ”っと質問攻めにあったのは言うまでもなく・・・ほとほと疲れました。来年はドイツ語の歌を練習してこよう・・・と思ったのは俺だけでした。
■強化親善試合C■
7月26日(土)16:00K/O Vfb03Hildenグランド(人工芝)
フォルトゥナSC vs Vfb03HildenU16
1 0−2 3
1−1
[得点] 岩崎(75min) [失点] (23min)(31min)(55min)
メンバー
《前半》 中村雄 岩崎 大村 渡辺 小澤 根上 安藤 草場 藤島 小林 望月 |
《後半》 森本 窪川 隆一 佐藤 土橋 隆史 中村拓 原田 藤島 木下 望月 |
【戦評】
22日の調整交流試合と違って、試合前からピリピリしたムード。ユアーも負けたくなければ、もちろん俺も負けたくない。そんな中で真剣勝負は始まった。
前半からペースはVfb。右サイドの突破から幾度となくチャンスを作られ、守備的に回されたフォルトゥナ。チャレンジしている今回のフォーメーションでどこまで守れるか、サイドからの攻撃にどこまで踏ん張れるか、このシステムの良し悪しが問われる試合になりそう。
最初はお互いが声を出し合い、サイドのスペースもサイドボランチがよくカバーし、集中力を切らさずプレーしていましたが、徐々にスピードに優るVfbの選手が1対1に勝ち始め、23分、31分と右サイドからのセンターリング。一度はDF・GKボールに触れましたが、そのこぼれ玉を押し込まれゴールイン。後半の失点もサイドからのセンターリング・・ということで、やはりセンターバックが中央に固まる為、サイドにできるスペースをスピードのある選手にプレーされるとカバーの準備ができずにピンチになってしまう。
このあたりをどう修正していくか、それとも違うシステムで戦うか、これから高円宮杯まで調整をしていかなければならない。
【7月26日(土) 担当:原田竜太】 |
【7月26日(土) 担当:佐藤幸多】 今日は、いきなり朝寝坊をしてしまい、皆に迷惑をかけてしまった。朝食は、ホテルよりホームステイ先のほうが、美味しいと自分では感じました。 そして、自由時間が1時まであったので、プールに行ったら道が全然わからなく道に迷いました。いろんな人に道を聞いて進んだら、何とかプールに着いたけど、1時間くらいしか遊べなかった。 そして試合では、前半からかなり相手に押されていてかなりピンチだったし、ボールも中盤でうまくまわらなかった。後半は自分たちのミスからボールを奪われ、危ないシーンがかなりあった。でも攻撃面では、前半より良かったと思うし、シュート数も多かったと思う。それでやっとのことで、大輔が1点を決めることができた。でも試合が終わってみると、3−1で黒星がついてしまった。 そしてとうとうバーベキューの時間が来て、みんな大ハシャギだった。みんな肉やジュースをいっぱい食べたり飲んだりしていて凄く楽しそうに見えたし、ホームステイ先の人達と食べたり話したり写真を撮ったりしていて、みんな思い出が作れたと思った。今日はいろんな人達と話したり、遊ぶことができてとても楽しかったし、良い思い出になった。 |
《写真左上》幸多(写真左から2人目)遠征中に誕生日を迎え、中華飯店の五目そばで“おめでとう!!”原田(写真左)は、センターバックの一角として、皆に声を出して頑張っていました。
《写真右上》『このバスローブ、買うんじゃなかった・・・!』
■ホームステイでお世話になった家族・・・家族。■
■第8日目 7月27日(日)■
時 刻 |
行 動 内 容 |
8:00 |
起床 ホテル前に集合・・・散歩、でも途中雨が降り出し、走って引き上げる。 |
今日は、忙しい日になりそうです。
まず、いつも通り起床、そして散歩・・・突然の雨それも激しく・・あわててホテルに戻り、そのまま朝食。今日は午前中予定無し。午後から試合。そして皆が楽しみにしているプロのゲーム観戦だ。
選手たちは朝食後のんびり思い思いに過ごす。しかし俺にはやらなければならないことがある。午後の試合観戦のチケットを人数分購入しなければならない。ドイツに着いてから、なんとか選手たちにプロの試合を見せてあげたいと思い、美濃村さんと下田さんに多方面に調べていただきました。それで、やっとのたどり着いたのがこの試合・・・しかし、チケット売りは当日のみ・・(ちょっと心配)。
でっ下田さんとメンヘン.グラッドバッハに向けて出かけました。時間は2時間半しかないので、ちょっと慌てながら・・運転(でも、もちろん気持ちは安全運転)。チケット売り場に到着。スタジアムに隣接しているファンショップの一角。既に長い行列。すると、もう売り切れ・えー!?本当に、それやあーねぇーだろう・・と、窓口で聞いてみると、“別の場所でまだチケットを売っているところがある”と言われ、その場所に向かうと、そこは来週から開幕するブンデスリーグのオープンフェスティバルを開催中で大勢のサポーターでごった返していた。その中を下田さんと二手に分かれてチケット売り場を探した。“発見・・・あったー!!”と23枚を購入。下田さんと二人で顔を見合わせながら、良かったねーと安堵の一息。
もう時間は11:00ちょっと前、急いで車に戻って、ホテルまでかっ飛んだ。汗ビッショになってチケット探してくれた下田さん、本当にありがとうございました。おかげさまで、選手の皆にプロの試合を見せてあげることができそうです。本当にありがとう・・と感謝しながら運転・・ホッとまた一息。
そして、今日は遠征最後の試合、相手はブッパータル.ロンスドルフ、ここまでの対戦成績は、3勝1分1敗、勝ち越してはいるものの最後の試合もやはり良いサッカーをして勝ちたい・・・と考えながら対戦相手のクラブハウス・サッカー場に向かう・・・だが一向に着かない・・どうも先頭のユアー氏が迷ったらしい。後を着いていくしかない俺にとってはどうすることもできない。とにかくついていくだけ・・・。(でも今日は時間に追われているから、キックオフ遅らせたくないんだよなー・・・)
■強化親善試合D■
7月27日(日)13:00K/O Wuppertal Ronsdorfグランド(人工芝)
フォルトゥナSC vs Wuppertal Ronsdorf U16
2 1−2 2
1−0
[得点] 森本(33min)(45min) [失点] (10min)(70min)
メンバ
《前半》 森本 渡辺 大村 隆一 小澤 隆史 佐藤 土橋 原田 木下 望月 |
《後半》 森本 中村雄 岩崎 中村拓 窪川 根上 安藤 草場 藤島 小林 望月 |
【戦評】
キックオフ寸前にグランド到着、慌しくロッカー室に入り着替えながらミーティングをし、グランドへ。
遠征最後の試合、負けたくない・・・と思いながらキックオフ。開始早々から相手のペース。ウォーミングアップ不足か気持ちがまだゲームに入り込んでいないのか、集中してない。10分14分と続けてDFの裏を取られ失点、遠征中ずーっとやってきた3−3−3−1のシステムがこれで崩壊するのか!?と思われるくらいチンチンにDFラインを崩された。なんとか修正しなければ・・・と思いがベンチからも戦っている選手たちにも出てきたのでしょう。前半20分過ぎからDFの選手からも声が出てきてお互い役割がハッキリしてきた・・・ラインも落ち着いてきた。こうなれば攻撃の方にもチャンスが出てくる。徐々にペースを握り33分、森本が中央からのドリブルで二人かわしてシュート・・ネットを揺らす。森本の積極的なトライも良かったが、なによりそれを助ける周りのサポートの動きがあったことがこの点数を生んだ。
そして後半、開始からフォルトゥナペース、前半から調子の上がっている森本が、窪川のタッチライン際の縦パスをうまく走りこみ、そのままゴールに向かいシュート・・またネットを揺らして、同点に追いついた。
今遠征ではシステムをずーっと通して3−3−3−1で戦ってきました。関東クラブユース大会での失点は、ほとんど中央突破されていることを踏まえて、3人で中央を守り、サイドは2列目のサイドボランチがケアーする・・といった約束事を決めて望んだ。3人のDFラインが意思統一を図り、まるで手をつないでるかのように動きながら、かつお互いのカバーをも意識しながらプレーしなければならない。
また、サイドボランチの運動量の多さ、気の利いたプレーができるかできないかがポイントとなる。今回、中央突破からの失点こそなかったが、サイドボランチのスペースのカバーが遅れて、サイドから崩されて失点される場面が目立った。本番での高円宮でどう戦っていくか・・・は、これから修正しながら決めていくことだが、今年は絶対県大会優勝しなければならないと言う宿命があり、これから残された時間選手と共に調整していきたいと思います。
さぁー、電車の時間に間に合わない・・早く帰らないと乗り遅れるー!!っと、試合後、早々着替えをすませヒルデン中央駅へと急いだ。試合観戦の模様は写真で。
■試合観戦■ Borussia M,gladbach vs Genk (ベルギー)
電車の中、時間とおりでOK! スタジアムまでのバスの中
スタジアムに入場していくFILA軍団! キックオフ前、Genkには鈴木はいない。
サポーター席は大興奮。一週間前なのに! Gladbachのゴール前FK。ボールはどこへ?
《写真左上》こんなおじさんいるんだよねーいっぱい!
《写真中》試合終了後、ドイツ人のサポーターと一緒に歩いて駅まで。
《写真右上》駅に着いてもみんなテンション高く大騒ぎ?!
今日の夕食は、中華料理屋さんで五目ラーメン。久しぶりに食べる日本食?意外に多い量でみんな大満足!
味も最高!! 今回お世話になった下田さんと彼女の京子さんも一緒に全員で、ハイチーズ!!
“かんぱ〜い” 木下:『どう?邦、うまいね!』 邦:『野菜ばかりで麺に届かない』
『この麺・・1本!? 長いな・長すぎる』 “ハイ、ポーズ”
【7月27日(日) 担当:根上寛広】 |
【7月27日(日) 担当:小林 翔】 |
ということで、一日が終わりました。やっと部屋に戻り、ふーーっと一息つくかつかないかの間に一人部屋にやってきた。そうだ個人面談だ。25日の夜に続いて、今夜はまだやってない選手たち・・・もう一頑張りだ。今夜中には全員を終わらせたい。もう夜中の11時を回ってる。眠い目をこすりつつ面談を始めた。
選手たちの進路問題が主の内容だ。一学期の成績も合わせて質問していく。選手たちは夜中にもかかわらず真剣だ。それもそのはずだ。中学3年生の彼らにとっては重要な問題だよね。サッカーの強い所へ行きたいし、勉強もしなければならないし・・・。誰のものでもない自分自身の進路、面談をしていきながら助言、準備、環境作りをお手伝いしていくのはもちろんですが、最終的には本人自身で決めていかなければならないし、目標に向かって努力を目一杯していかなければなりません。
今回のドイツ遠征のホームステイでの体験がちょっとでも糧になっていれば・・と願います。
Helmut Jur (ヘルムント ユアー)
年齢不詳?
仕事は、小学校の先生。 Vfb03HildenのBユース(U16)の監督 ドイツサッカー協会公認コーチB級ライセンス 趣味:小学校にいる鳥の世話? 好きな物:バルセロナ(スペインのサッカーチーム) 愛車:BMW かわいい奥さんも凄く良い人でした。 |
1年目2年目と続けて日本のチームに負けているのを相当気にしているらしく、
今年は絶対勝つとドイツに着いた日から言い続けていました。
やっぱり俺と一緒で負けず嫌いだ!!でっ結果は見事にリベンジされました。
また来年よろしく!!