■第3日目 7月22日(火)■

時 刻

行 動 内 容

 720

 830

 

 1530

1800

1830

1900

2100

起床 すぐ朝食(ホテルで一人)

ホテル出発 途中、隆一と翔を乗せてデュッセルドルフ市内へ

買い物、観光

ホテルへ帰着・・・・(疲れていつの間にか寝てしまう)

集合 Vfb03Hildenクラブハウスに

ミーティング後ウォーミングアップ

試合 フォルトゥナSC vs Vfb03HildenB)と(C

終了後シャワーを浴び、それぞれホームステイ先へ

(◆時間は、選手はホームステイの為、皆川の単独行動時間と内容です。)

デュッセルドルフ am Rhein
 @  A
@ケーニッグスアレー(王様の通り)のお堀 約82m続く大通りの真ん中にあり、両側は並木道になっています。
AKonigsallee(通りの名称だよ)Koケー(王様)の愛称で呼ばれています。

 B        C
Bデュッセルドルフ市庁舎(Rathaus)前のヨハン・ヴィルヘルム二世の騎馬像前で
Cライン川(Rhein)沿い。奥にデュッセルドルフタワーが見えます。

D『パイエリア最高!ビールも最高?』

Dアルトシュタット(Altstadt)での昼食。

今日は、小林翔と清水隆一のふたりを連れてデュッセルドルフへ買い物と観光です。二人のホームステイ先はVfb03Hildenのホームグランドのクラブハウスに隣接しています。お父さんお母さんは、クラブハウス、体育館そしてグランドの管理を任されている上に、朝も昼も夜も働いているスーパー夫婦です。そんな二人ですから、翔と隆一の相手をしている時間も無く、二人は一日中サッカー場でサッカーをしているんだとか・・・。それではちょっと寂しい!?・・かなということで、ホームステイ先のお母さんにお願いし二人を連れ出しました。

さて、二人を愛車“ポロ”に乗せてデュッセルドルフへ→→→。まずは皆のたっての願いである炭酸無しの水を買いに日本の食材が売っている店に行きました。翔と隆一は店に並んでいるものを眺め、懐かしそうにうまそうだなーとつぶやいていました。(三日前まで飽きるほど見たり食べているのにね!!) 次に郵便局、皆が書いた絵葉書を日本へ郵送・・ドイツにいる間に届いてくれるといいけどなー・・と思いながらポストへ無事投函。そして今度は旅行会社に行って、帰国便の予約確認、今では必要の無いことだとか・・・と聞きましたが団体なので、もし一人二人席が無かったら・・と心配だったので・・・案の定、三人の席が無かったのです。空席がまだあった為、なんら問題は無かったのですが、もう2日3日遅れていたら・・・旅行会社の人にも“良かった良かった”と同情されました。そんなこともあり、旅行会社では40分以上時間がかかり、車の中に置いてきた二人がちょっと心配・・・戻ってみると狭い車の中に二人がちょこんと座ったまま、それもドアロックして締めっきり。

皆川「何!?中でやってるの? 暑いじゃん!外でも散歩してたら良かったジャン!」
翔 「ドイツ人が怖い・・(ブルブル)・・」
皆川「そんなことないよ。みんな優しいから大丈夫!」
隆一「さっき背の高いヤンキーみたいなドイツ人ににらまれた・・・(ブルブル)・・」
翔 「皆川さん、なかなか帰ってこないから探そうと思ったけど、出歩いて迷子になったら困るから・・」

っともう半べそ状態の幼稚園児状態。「おーよしよし」と頭をなでたら、ホッと安心顔に戻りました。
さてこれからは、二人のためにちょっと観光と買い物をしました。今日は夕方、ドイツでの始めてのゲーム、と言っても今日はVfb03Hildenとのトレーニングマッチです。例年のことながら、まずはフォルトゥナの力を試されるようです。
 

■ドイツのサッカー場には、どこにでも使用できるロッカー室とシャワー室があります。日本ではどうでしょうね?あっても使用できない・・!何で?・・だよね。
 E  F
EVfb03Hildenのクラブハウス内ロッカー室での着替え風景。誰のお尻だ!!
Fシャワー室、みんなで裸のお付き合い。ホラホラ手拭いが邪魔・・日本にも欲しいねこんな施設。


トレーニングマッチ■

7月22日(火)19:00K/O Vfb03Hildenグランド(人工芝)

フォルトゥナSC vs Vfb03HildenU14とU16
1−0
2  0−0  2
1−0
0−2

[得点] 岩崎(1本目6min) OWN(3本目3min)  [失点](4本目16min)(4本目18min)
  
メンバー

《1本目》


森本

中村雄   岩崎   隆一

根上   隆史

土橋  草場  藤島  木下

望月


《2本目》


中村拓

渡辺    大村    佐藤

根上   小澤

窪川  原田  小林  安藤

望月


《3本目》


森本

中村雄  岩崎   大村

窪川   隆史   佐藤

草場   藤島   木下

望月

《4本目》


中村拓

岩崎   隆一   渡辺

小澤   根上   安藤

土橋   原田   小林

望月

    

【戦評】
1本目と2本目はいつもと変わらない4−5−1のシステムで・・・そして3本目から、関東クラブユース大会のときから、ずーっと頭の中で考えてきた3−3−3−1のシステムでやってみた。ディフェンスの3人は中央突破されないように中に絞って、3人で手をつないでいるように動くこと、それで空いたサイドのスペースをサイドのボランチが埋めること、この2つがうまくいけばこのシステムから様々なバリエーションが状況にあわせて変化できるようになるかもしれない。細かいことは言わず、まずは送り出した。さぁーどうなるか!? 楽しみだ。
試合終了、帰ってくる選手はそれぞれ、やりやすい・やりにくい・・と様々な答え。
ちょっとこのまま続けてみよう・・・と思った。   

722日(火) 担当:大村裕也】

今日はドイツに来て2回目の学校に行った。昨日は僕と邦の二人で周りの人と余りコミュニケーションが取れなかった。しかし今日は隆史と篤史が同じ学校だったので、周りの人と結構話すことができた。学校が終わって帰るのかなぁーと思っていたら、日本で言う部活動みたいなものをした。パソコン部だった。最初はドイツ語ばかりで全くわからなかったけど、やっているうちに“Yahho Japan!!”を見つけてドイツに来て見れなかった日本のスポーツニュースを見た。やっぱり、阪神は勝っていた。
部活動が終わって学校の外に出たら、ホームステイのお母さんが車で迎えに来てくれていた。そのままピザの店に行ってピザを買ってくれた。ドイツのピザはとても美味しかった。ピザを食べ終わって部屋で寝ているとお母さんが隆史と篤史のホームステイ先に電話をしてくれて、隆史、篤史達と一緒にプールに行くことができた。
プールに行ってまず思ったことは、とにかく深い!! 2mもある。飛び込むところのプールは
4m66cmもあった。とても怖かった。隆史たちに勧められ(そそのかされ!?by shin)5mの所から飛び込もうとしたら、下から見た高さとは全然違ってとても高かった。怖くなったので戻ろうとしたら、後ろには人がすごく並んでいて、もう戻れなかった。追い込まれて覚悟を決めて飛び込んだ。気持ちよかった・・・ついついもう一回飛んでしまった。
次にウォータースライダーをした。僕が一番前ですべると、他の人は皆すべれているのに僕だけすべれなかった。だから後ろにいた隆史、邦、篤史、マーティン(篤史、隆史のホームステイ先の子供)が後ろからぶつかってきて、とても痛かった。でもとてもおもしろかった。次に
100mくらいあるプールを一気に泳いだ。とても疲れたが何とか泳ぎきることができた。次に誰が一番息を止めていられるかを水中で勝負した。隆史とマーティンがとても強かった。寒くなったのでシャワーを浴びて着替えた。
家に帰るともう
530分で急いでサッカーの準備をして出かけた。クラブハウスに着くと皆集まっていた。今日の出来事をずーっと話しながらサッカーの準備をした。アップをしてサッカーの試合をした。みんな背が高かった。結果は、22久しぶりの試合でとても楽しめた。家に着くとすぐ夜ご飯になった。パンにステーキをはさむやつだった。とても美味しかった。夜ご飯を食べ終えると、ホームステイのお父さんが、今日撮った写真を見せてくれた。変な顔の写真やおもしろい写真を見た。
早くもドイツへ来て3日経つがとても楽しい。ドイツは自由で、日本とは全ぜん違う。ホームステイ先のお父さんお母さんもとても親切、そして夜暗くなるのが11時ぐらいで、それまでずーっと明るい。新しい発見が常にあって、毎日がとても新鮮です。みんなはホームシックとか言ってるけど、僕の場合は反対で、もう日本には帰りたくないです。残りの日数をしっかり楽しんで、飽きるくらいになって、日本に帰りたいと思います。

    
クラブハウスで。裕也、コーラばかり飲んでまったく!    裕也と邦のホームステイ先のお母さんです。

722日(火) 担当:草場大地】

今日は昨日と同じように午前中は学校へ行った。授業は、何言っているか分からないし、周りの人もちょっとこわめだから、学校はあまりおもしろくなかった。9時から1時までの4時間はとても苦痛だった。
ホームステイ先に帰ると、今日はレストランへ連れて行ってくれた。ドイツ料理のレストランで良いか・・聞かれたので、せっかくドイツに来たのだからドイツ料理を選んだ。レストランに着くと、メニューに書いてあったのは、いくつかのソフトドリンクとソーセージとフライドポテトだけだった(・・多分?)。ちょっとビックリしたけど味は良かった。食事後はデュッセルドルフの町を歩いて、いろんなデパートを回った。中には、金持ちの人しか入らないような店もあった。

5時に家に戻って試合の準備をして出かけた。今日の試合は22の引き分けだった。試合後、この日は、ホームステイ先の両親がバースディパーティーに出かけたので、ヴァスティ(ホームステイ先の子供)とバスと電車を使って家まで帰った。家に着いたのは11時ごろだった。夕食は親がいないので、日本から持ってきたカップ焼きそばとカップヌードルを作って二人で食べた。ヴァスティはカップヌードルよりカップ焼きそばをとても美味しそうに食べていた。あと、つけ合わせに卵スープと、カップ焼きそばについていたスープをあげたけど、それはあまり好きじゃないと言っていた。特にカップ焼きそばについていたスープは、全く口に合わないようだった。食べ終わったのが11時半ごろで、シャワーを浴びると12時なってしまった。
そして今この日記を書いています。寝られるのは1過ぎちゃうかな・・・疲れて、明日はぶっ倒れそうです。
ホームステイ先の感想は、その部屋もとても広く
てきれいで、家族はとても親切で優しいので良かった。
食事も、量はちょっと多いけど味はなかなか良いのでとても良い家だった。

                          

下の写真が、ホテルの部屋の内部です。


これは俺の部屋。綺麗だし、日当たりも良いし、外の眺めもいいし最高でした。
今回も前回と同じホテルに宿泊(でもなぜかホテル名が変わっていた!?)・・・選手たちがホームステイ中は、ここで俺一人。気楽だと思えばまたそれもいいかもしれないけど、何か物足りない・・・。何でだろう・・!?。。 やはり選手たちがいないと・・・寂しい!!


■第4日目 7月23日(水)■

時 刻

行 動 内 容

 830

 845

 900

  1130

 1620

  1745

 2030 

起床 

朝食(ホテルで一人)

ホテル出発 デュッセルドルフ市内へ(郵便局と水を買いに)

ベンラート城am Rheinを散歩 

集合 Vfb03Hildenクラブハウスに

試合 フォルトゥナSC vs  Spfr.Baumberg(B)

終了後シャワーを浴び、それぞれホームステイ先へ

(◆時間は、選手はホームステイの為、皆川の単独行動時間と内容です。)

   
《写真左上》 ライン川・・・川くだりの遊覧船
    
ライン川は貨物輸送の重要な交通路、大きいタンカーが往来する。
スイスからドイツを経由してオランダへと流れている。

今日は朝から俺は予定なし。一人ぶらぶらしてみようか・・・ということで9時過ぎに愛車で一人ぶらぶら出発→→→。とりあえず水を買い、その後郵便局へ行って絵葉書を投函、そしてどこへとも行くあてもなく運転していると、ちょっと眠くなってきた。これじゃ危ないとデュッセルドルフの南にあるベンラート城でひと休みすることに。今日で4日目です。・・・眠い、なんかずーっと眠い・・・時差ボケだろうか?・・・眠すぎる。こんな状態は過去2年にはなかった・・・・はじめてだ。

午後420分にグランドに行った。毎日集合時、今日はどんな状態で皆来るのかな・・・と、楽しみだ。今日はそれぞれ笑顔が多い。やっとドイツの習慣にも慣れてきたのかなー、それとも開き直ったかな!? いずれにしても笑顔が多いのは何よりだ。おととい、涙ぐんでホームシックに落ち込んでた****君が心配だ。どうだろうか? 彼が来た・・・そして話しかけた。“今日はどこへ行ってきたの?” “遊園地!!”と満面の笑顔で、子供のように大きな声で返事が返ってきた。  心配するのを・・・や・め・た。


強化親善試合@■

7月23日(水)17:45K/O Vfb03Hildenグランド(人工芝)

フォルトゥナSC vs Spfr.BaumbergU16

3  2−0  0
1−0

[得点] 中村雄(28min)(38min) 佐藤(43min)  [失点] なし
  
メンバ

《前半》

森本

中村雄  岩崎   隆一

窪川   根上   隆史

草場   藤島   木下

望月
《後半》

渡辺

中村拓  大村   佐藤

土橋   小澤   安藤

原田   藤島   小林

望月

   

【戦評】
開始からリズムはフォルトゥナ、相手は監督が変わって1週間・・・まだ2回しかトレーニングを行っておらず、今日が新監督の下始めての試合だ・・・と始める前から負けた時の言い訳を耳にした。ドイツでも日本のどこかの監督さんみたいにそんなこと言うんだなーと、ちょっと思った。
やはり相手チームはどことなくギクシャクしていて、そこをついてフォルトゥナは何度か決定的なチャンスを・・・しかしシュートが決まらず得点にならない。ドイツ人は俺に“シュート力は、毎年・・毎年の君たちの課題だね”・・と同情された(くやしい)。そんなこんなで
28min ゴリが大輔のセンターリングをヘディングシュート・・・がゴールイン。見ていたドイツ人が、口をそろえて“endlich(やっとだ・・やれやれ)”と叫んだ。 それから10分後、サイドバックの木下の目の覚めるようなスルーパスをゴリがこれまた絶妙なタイミングで飛び出し、ゴールキーパーと接触しながらダイレクトシュート!この接触でゴリはドイツ人にも負けないことを証明!? ゴリは平気な顔して起き上がりましたが、ドイツ人のキーパーはうずくまったまましばらく起き上がれませんでした。
後半も立ち上がりからペースをつかみ、3minスルーパスを幸多がキーパーの出鼻をちょこんとヘディング。これがゴールにゆっくり吸い込まれ3点目。まずは1勝。今回の遠征に弾みをつける・・またドイツ人にも今年もフォルトゥナ98は力はあるよ・・・と言うことを思わせたゲームでした。

723日(水) 担当:岩崎大輔】

今日は水族館に行った。まずは最初にドイツのサメを見た。大きさは70cmくらいだったけど、歯などが鋭かった。次にワニを見た。ワニは動かなくてつまらなかった。次はいろいろな種類の魚を見た。大きいのでは、自分と同じくらいのもいた。一番ビックリしたのは、木の枝みたいな魚で、大きさはそんなに大きくなかったけど口が細長く茶色で、ほんとに、一目見たら間違えるくらい木の枝にそっくりだった。他にも見たことのない魚ばかりですごかった。僕は釣りが大好きなので、釣ってみたいと思った。昼食のピザは大きくて、絶対に無理だと思っていたけど、無理して食べたら食べれた。僕は毎日がこのような食事じゃ、食べ物もかたよるから、絶対無理だと思った。

“早く日本食が食べたーい”

723日(水) 担当:渡辺直樹】

今日もケビンのおじいちゃんの車に乗って学校に行った。ケビンの学校は今、大掃除と言うか衣替えのときらしくて、昨日もおとといも教室をペンキで塗った。そして今日もペンキ塗りをした。ペンキ塗りは今日で終わったらしく、その後床を掃除した。ハッキリ言って面倒くさい。学校は午前中だけで帰りは歩きだった。ドイツの学校に行って、日本とは全然違うと思った。俺の行った学校だけかもしれないけど、生徒の年齢はバラバラ、授業中、ジュースを飲んだりパンを食べたりしていた。
学校から帰ってケビンの家で昼食を食べた。スパゲティだった。そしてケビンの友達のファビオの家に行った。ファビオの家では、お母さんがイタリア人らしく、“スパゲティならイタリアのスパゲティをいつか食べさせてあげるよ!”というようなことを言われました。それから、ファビオの家で遊んでから、家に帰りました。そして試合のためクラブハウスに行きました。
昨日は引き分けだったので、今日は勝とうと思いました。ドイツは大きくてヘディングも強いです。だけど、今日の試合は3−0で勝ちました。ドイツに来て始めての白星でした。ドイツではさらにレベルアップして、高円宮杯では全国に行きたいです

写真下は、2日目トレーニング後にクラブハウスでくつろぐ大輔、直樹、木下、篤史です。
炭酸水は嫌だ嫌だと言いながら、こうやって炭酸ジュースばかり飲んで・・・まったく。

 
大輔は今遠征でのゲームでは、切れに切れて抜群でした。
直樹はいろんな外国人に話しかけられていました。人徳かな!?
木下はいつも陽気でした・・・。
篤史は俺の顔見るたびに“両替できますか?”・・って寄ってきました。
                       

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