U-14 伊勢サマーフェスタ 第2日目(最終日)

【日時】 2023年8月11日(火)

【会場】 松阪市高須グラウンド(天然芝)

【試合結果】

フォルトゥナU14 1(前半1-2・後半0-1)3 レオFC(大阪府)

フォルトゥナU14 1(前半0-9・後半1-6)15 FCフレスカ神戸(兵庫県)

フォルトゥナU14 3(前半2-0・後半1-1)1 フォルナーダFC(広島県)

*切り替えの遅さ、奪われたら守備しない攻撃陣、お互いに中ものカバーをできない守備陣、ボール球際の弱さ(足先だけの球際)・・・そんな弱さが目立った1試合目と2試合目だった。

今回、1日目に第1試合後に選手同士でミーティングをし、〝とにかくコミュニケーションをとろう、声を出して伝えよう!〟と選手同士で確認をしたにもかかわらず、声を出すのは、いつも同じ人・・・・もちろん変わろうとしている選手もいる。声を出し始めている選手、試合を重ねるごとに球際の強さも出てきた選手もいる。たとえプレーがうまく行かなったとしても、やるかやらないかの選択肢の中、チャレンジを選択し、前に進もうとしている選手が出てきたのは良かったと思う。ただ全員ではない!

 

グラウンドは昨日の雨で、水が含んだ芝生で、あまり良い状態ではない、特にゴール前は水たまりもある、そんな中でGKは、必死に声を出して、仲間であるfの選手たちを鼓舞し続けた。失点を重ねても〝やるぞ、やるぞ! みんなで声を出して守備やるぞ!〟とユニフォームを泥だらけにしながらプレーしていた。そんなGKからの声に反応しているのは2・3人・・・・それが本当に観ていて寂しかった。

何も感じないないのかな! 仲間であるGKが泥だらけで、声出しながら鼓舞している姿、守備の軽さで簡単にゴールへ向かってくる相手選手に挑んで行くGKの姿、そんな姿を観て、何も感じないのかな!? GKからコーチングされても、聞いてるのか聞いてないのか無反応の選手もいる・・・・すごく寂しく情けなく感じた。

 

私事だけど、俺が高校生のときこんなことがあった。

私も高校サッカーで、毎日冬の選手権目指して、毎日サッカーに明け暮れていたサッカー小僧だった(そんなに上手ではなかったけど)

高校は、甲府工業高校、当時は県内でベスト4くらいのレベル。

3年生になってすぐの大会、韮崎工業高ののグラウンドで試合、0-0で進んだ1点を争うゲームの中、俺の軽いプレーからボールを失い、そしてそのボールを奪い返しに行かず(つまり守備への切り替え)をせず、その俺のカバーをしてくれた後輩選手が、まさに体を張って、相手の攻撃を防いでくれた。しかし、その選手はそのまま起き上がれない・・・・どうした?と見に行くと明らかに足首が曲がっている・・・

監督がグラウンドに入り、その負傷した選手の姿を観て、俺にこう言った、〝おまえは仲間を殺す気か!〟 と・・・・・俺は愕然とし、頭の中で後輩に悪いことをしたと悔やんだ。そのシーンは今でも頭の隅っこに残っている。

その試合は、勝つことができたが、後輩の選手は、その大会には出られず、2か月の療養となった。

本当に悪いことをしたと悔やんだし、彼のために、仲間のために・・とにかくやらねば・・・と心に誓った出来事だった。

監督さんにも、感謝している。 今ではもしかしたらパワハラの言動とか言われるかもしれないけど、監督のその言葉で俺は気が付かされたし、これまでサッカーを続けている原動力になっている。

サッカーってチームスポーツ、仲間が俺の弱さを埋めてくれる、仲間が俺のミスをカバーしてくれる、仲間のカバーを俺がする、仲間とともに・・・・このことは、俺が指導者として大切にしているファクターの一つだ。

 

フォルトゥナの選手にも、仲間のために熱くなれる選手になってほしいと願っている。

これからも大事にして、選手たちにアプローチしていきたい。

すいません・・・・今回はこのへんで。